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フレイル予防の取り組み

フレイル予防の取り組み

フレイルという言葉をご存知ですか?

フレイルとは、加齢に伴い筋力が衰え、疲れやすくなるなど、年齢を重ねたことで脆弱性が増加した状態のことをいいます。
フレイルは身体的問題だけでなく、精神・心理的問題、社会的問題を含め、包括的に広くとらえた概念です。

高齢者とフレイル

ご高齢の方は特に、加齢による筋肉量の低下に加え、栄養不良などの要因で筋肉が減少した状態になりやすいと言われています。フレイルの兆候を早期に発見し、適切な対策をとることが大切です。

ホロニクスグループのフレイルに対する取り組み

ホロニクスグループでは、フレイルが疑われる方には、運動のアドバイスや透析運動療法をすすめるなど、フレイル予防に努めています。

医療法人医誠会 リハビリテーション部


グループ病院外来のフレイル改善率

フレイル評価基準

体重減少 6ヶ月間で2~3kg以上の(意図しない)体重減少がある
倦怠感 (ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする
活動量 軽い運動や定期的な運動(農作業含む)を1週間に何日しているか
握力 利き手測定で男性26㎏未満、女性18㎏未満の場合
通常歩行速度 1m/秒未満の場合
評価結果判定方法
①健常:0項目 ②プレフレイル:1~2項目 ③フレイル:3項目以上

医誠会病院

30歳代 女性 リハビリ頻度:2回/週(入院中より介入) 主病:2型糖尿病

  評価項目 評価日1 評価日2
2019年8月 2020年3月
フレイル評価 体重減少   ×  
倦怠感   ×   
活動量 0日/週 × 6日/週
握力 17.4kg × 18.2kg
歩行速度 × 1.16m/秒 × 1.31m/秒
合計〇個数 4 0
判定結果 プレフレイル 健常
体力測定 片脚立位 15.22秒 8.91秒
18.97秒 21.94秒
30秒立ち上がりテスト 12回 17回
体組成 体重 66.6kg 61.2kg
BMI 28.1 25.8
体脂肪率 38.3% 32.3%
筋肉量 38.8kg 38.9kg
改善点 入院前は倦怠感からも仕事も休みがちで、通勤時には家族が送り迎えをしていた。退院後は毎日のウォーキングを継続し、仕事復帰後は欠勤もなく通勤時に階段を利用したり、1駅分をあるくなど自発的な活動量の向上に取り組めている。


城東中央病院

80歳代 女性 リハビリ頻度:1~2回/週 主病:高血圧症

  評価項目 評価日1 評価日2
2019年6月 2019年8月
フレイル評価 体重減少 ×   ×  
倦怠感   ×   
活動量 × 3日/週 × 3日/週
握力 × 19kg × 20kg
歩行速度 × 1.04m/秒 × 1.06m/秒
合計〇個数 1 0
判定結果 プレフレイル 健常
体力測定 片脚立位 1.0秒 3.2秒
23.0秒 4.1秒
30秒立ち上がりテスト 15回 17回
体組成 体重 56.4kg 55.4kg
BMI 26.8 26.3
体脂肪率 27.6% 35.1%
筋肉量 38.4kg 34.0kg
改善点 開始当初は当院まで通院にかかる所要時間が30分であったが、下腿浮腫も減少し、歩行時の倦怠感が軽減したため、キャリーバッグを使用しての歩行速度が向上し、所要時間が25分に短縮した。また、以前は自宅にて転倒し入院することがあったが、リハビリ介入後からは自宅内でも転倒することなく生活することができており、運動自体も継続されている。


摂津医誠会病院

78歳代 男性 リハビリ頻度:2回/週 主病:腰部脊柱管狭窄症 既往:2型糖尿病、糖尿病性末梢神経障害、
高コレステロール血症、心房細動

  評価項目 評価日1 評価日2
2019年4月 2020年2月
フレイル評価 体重減少 ×   ×  
倦怠感   ×   
活動量 0日/週 × 2日/週
握力 22kg × 29kg
歩行速度 0.86m/秒 0.9m/秒
合計〇個数 4 1
判定結果 フレイル プレフレイル
体力測定 片脚立位 2.08秒 1.58秒
1.84秒 1.59秒
30秒立ち上がりテスト 12回 13回
体組成 体重 72.1kg 76.2kg
BMI 28.5 30.1
体脂肪率 29.4% 27.0%
筋肉量 48.25kg 52.75kg
改善点 リハビリに来るまでは運動機会がなかったが、リハビリで運動することによって体力がつき、シルバー人材派遣での外の落ち葉拾いでは、座って休憩する時間が短縮された。

2018年度 グループ病院外来・透析クリニック外来のフレイル改善率