ホロニクスグループ 栄養管理部

透析食だより

2011年10月号 中食との上手な付き合い方

なぜリンの管理が必要?

“中食(なかしょく)”=家庭外で調理・加工されたものを購入して食べる形態(惣菜、レトルト食品等)

  • 長所…味や重量が一定、手軽、食べたいものを必要な分だけ購入できる等
  • 短所…塩分が多い、選び方次第でバランスが偏る

バランス良い食事を意識して、選び方・組み合わせを考えることが重要!
(栄養成分表示も参考に)

☆塩分(水分)・リン・カリウムコントロールにも繋がります。

栄養成分表示について

必要な栄養成分を含んでいる(または摂りたくない栄養成分が少ない)ものを選ぶのに有効な表示です。 (全ての食品に表示するよう義務付けられている訳ではありません) 特に見てほしい項目や注意点をまとめました。

<例>某コンビニエンスストアのおにぎり(梅)の栄養成分表示

1個当たり
エネルギー 蛋白質 脂質 炭水化物 ナトリウム
165kcal 3.1g 0.2g 37.7g 760mg

※100g、1袋、1食あたりなど様々な表示で記載されているので、注意してご覧下さい。

ナトリウム

上記ではナトリウム760mgは食塩0.76gではありません!
食塩に換算しましょう。
食塩換算式   ナトリウム(mg)×2.54÷1000
(裏技♪  ナトリウム400mg=食塩約1g と覚えると簡単に計算できます)
味付けの濃い料理が多いので、塩分の多い汁物の購入は控えましょう(水分も増えます)。

  • 上のおにぎりなら、760mg×2.54÷1000= 食塩1.9gです。

カリウム

惣菜や加工食品にカリウムの栄養成分表示はほとんどありません。
カリウムの多い食品、いも類(フライドポテト、里芋の煮物、ポテトサラダ等)、海藻(おでんの昆布や昆布巻き等)、種実類、果物などを控えめにするよう心がけましょう。

リン

リンについても栄養成分表示はほとんどありません。
しかし、リンは蛋白質源に多く含まれている特徴があることを覚えておいて、調整します。
しらす、ちりめんじゃこ、たらこ、ししゃも等骨や内臓を丸ごと食べられる魚や竹輪、ソーセージ等の加工食品を控える方法もあります。

“バランス”を意識しましょう

主食(エネルギー源) + 主菜(蛋白質源) + 副菜(ビタミン・ミネラル)主食(エネルギー源) + 主菜(蛋白質源) + 副菜(ビタミン・ミネラル)

  • 惣菜を買う時、この3つが揃っているかイメージしましょう。
  • 惣菜は塩分過剰になりがちです。少なくする為に塩分の少ない料理と組み合わせましょう。
    簡単に食べられる食品、調理できる食品も挙げています。※表の黄色のメニューです。

惣菜の栄養成分 ~主食~

商品名 エネルギー
(kcal)
蛋白質(g) 塩分(g)
おにぎり   鮭 178 4.8 1.3
おにぎり   昆布 174 3.5 1.1
おにぎり   ツナマヨ 189 3.8 1.1
おにぎり   たらこ 170 4.4 1.2
五目いなり 2個 257 7.8 1.8
サンドイッチ ツナ・タマゴ 264 11.0 1.6
サンドイッチ ミックスハム 238 9.2 1.7
メロンパン 414 8.5 0.5

惣菜の栄養成分 ~主菜~

商品名 エネルギー
(kcal)
蛋白質(g) 塩分(g)
肉じゃが(100g) 147 3.5 1.1
ハンバーグ・付け合せ 338 13.8 3.6
鶏モモ唐揚げ 6個 425 29.6 3.0
鯖の塩焼き 1切れ 256 13.5 1.5
ゆで卵 1個 76 6.2 0.2
充てん豆腐 小1パック80g 47 5.3 0
甘鮭の塩焼き 塩二振り 93 15.6 0.5
鶏のグリル 塩コショウ一振り 160 13 0.3

惣菜の栄養成分 ~副菜~

商品名 エネルギー
(kcal)
蛋白質(g) 塩分(g)
野菜の煮物   1パック 104 2.7 1.9
ごぼうサラダ  1パック 153 2.0 1.6
シーチキン・コーンサラダ1パック 和風ドレッシング含む 114 6.9 1.0
ほうれん草の胡麻和え1パック 78 3.9 1.1
茹で野菜+マヨネーズ大さじ1杯 133 2.7 0.4