ホロニクスグループ 栄養管理部

透析食だより

2014年8月号 食事で便秘予防

透析をしていると便秘になりやすい為、みなさんの悩みの種だと思います。
「下剤を飲んで透析中にトイレに行きたくなったら嫌。」という方も少なくありません。出来れば自然に排便があるほうが理想的ですね。その為には、食生活の内容が重要になってきます。
そこで、透析患者さんにおすすめの便秘対策や食材、レシピの紹介を致します。
日頃の食生活に注意して、便秘のない生活を目指しましょう!

透析患者さんの便秘の原因

  1. 運動不足や活動レベルの低下により大腸の運動が弱まる
  2. 食物繊維摂取不足
  3. 飲水量の制限
  4. 自律神経障害(糖尿病がある方)
  5. 食事量が少ない
  6. 薬の副作用
    <主な薬剤> リン吸着剤の「フォスブロック」
             カリウム吸着剤の「カリメート」「アーガメイトゼリー」
    <ポイント> 適正な食事量を守って、薬の増量を防ぐことも重要です。

透析患者さんにおすすめの便秘対策

食物繊維をしっかり摂りましょう

不溶性食物繊維

  • 水分を吸収して便を柔らかくし、かさを増やすことで腸の蠕動運動が盛ん になり、排便を促します。そして腸内の有害物質を吸着して排泄します。
  • 腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。

水溶性食物繊維

  • 便を柔らかくしたり、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える役割があります。
  • 食事内容物が胃腸内をゆっくり移動するので、消化・吸収をゆるやかにしてくれます。そして、急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。
  • コレステロールの吸収を抑制し、動脈硬化予防に役立ちます。
夏バテ予防

食物繊維の多い食品の中でも、カリウムが少ない食品を選びました。
※カリウムの過剰摂取には注意が必要ですので、コントロールの仕方については、管理栄養士にお尋ねください。

規則正しく食べましょう。

特に朝食は必ず摂りましょう。
規則正しく食べてこそ、規則正しい排便が期待できます。

香辛料を使いましょう。

香辛料を使った料理は腸に刺激を与え、排便に効果的です。

適量に脂質を摂りましょう。

脂質に含まれている脂肪酸が大腸を刺激します。

食事量を確保しましょう。

高齢者などは特に食事量が少なくなり、便秘につながることもあります。
適正な栄養量を摂取しましょう。

食事で便秘予防