ホロニクスグループ 栄養管理部

透析食だより

2019年2月号 便秘対策

便秘対策

透析患者さんは、主に水分制限やカリウム制限、リンやカリウムを下げる薬の副作用により、便秘になりやすいです。
便秘による腸内環境の乱れは、免疫力低下や尿毒素産生による腎臓病悪化要因につながるほか、大腸疾患(腸閉塞など)や糖尿病、がんなど重篤な疾病の発生リスクを高めてしまいます。
このような合併症を予防するためにも、便秘対策に効果のある食品をリンやカリウム量に注意しながら取り入れ、良好な腸内環境を保っていきましょう。

便秘予防のための食事ポイント

①食物繊維が多い食品の中でも、比較的カリウム量の少ない食品を利用する

食物繊維には便のかさを増やしたり柔らかくする効果や、腸を刺激し排便を促す効果があります。

透析患者さんにピッタリの便秘対策の食材

透析患者さんにピッタリの便秘対策の食材

②善玉菌を含む食品(乳酸菌飲料やヨーグルト)や、善玉菌を増やす食品(食物繊維やオリゴ糖)を取り入れる

腸内細菌には善玉菌と悪玉菌があり、便秘を予防するためには善玉菌が多く存在することが大切です。

透析患者さんにピッタリの便秘対策の食材

③その他

③その他

生活 朝食の欠食など、不規則な生活リズムは腸の働きを鈍くしてしまいます。
それぞれの生活スタイルに応じた、規則正しい生活を意識しましょう。

運動 運動も腸の働きを活発にする効果が期待できます。
ストレッチやウォーキングなど、ご自身の体調に応じて取り入れましょう。


透析食レシピ紹介 ブロッコリーとえのきの中華風炒り卵
透析食レシピ紹介 ブロッコリーとえのきの中華風炒り卵

カリウム量を抑えながら、食物繊維を摂ることが出来るメニューです。

1人分の栄養素:

エネルギー:229kcal、たんぱく質:12.0g、脂質:18.0g、リン:196mg、食塩相当量:1.1g、カリウム:374mg

作り方

  1. ブロッコリーは小房に切り、30分以上水にさらした後、ボールに入れて大さじ2杯程の水を加え、電子レンジで数分加熱する。
    えのきは石づきを落とし、3等分の長さに切ってから30分以上水にさらす。
    ミニトマトはヘタを取り、半分に切る。
  2. 卵は溶き卵にする。
  3. フライパンにサラダ油(大さじ1)を熱し、溶き卵を入れて半熟状の炒り卵を作り、一旦お皿に取る。
  4. フライパンにサラダ油を足し(大さじ1/3)、熱したところで水気を切ったブロッコリーとえのき、ミニトマトを入れ軽く炒める。
  5. ③の炒り卵をフライパンに戻し入れ、Aの調味料で味付けをして完成。

材料(2人分)

  • 卵………………3コ(150g)
  • ブロッコリー………2/3株(80g)
  • えのき………………1/2袋(40g)
  • ミニトマト……………5コ(50g)
  • A
    • 中華だし(顆粒)…小さじ1(4g)
    • オイスターソース…小さじ1(6g)
    • 塩…………………少々(0.6g)
    • こしょう…………………少々
  • サラダ油……大さじ1・1/3(16g)