2011年5月号 端午の節句とは??
端午(たんご)の節句は、奈良時代から続く古い行事です。端午というものは、もとは月の端(はじめ)の午(うま)の日という意味で、5月に限ったものではありませんでした。しかし、午(ご)と五(ご)の音が同じなので、毎月5日をさすようになり、やがて5月5日のことになったとも伝えられます。
また、端午の節句は『菖蒲(しょうぶ)の節句』とも言われます。強い香気で厄を祓う菖蒲やヨモギを軒(のき)につるしたり、菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。
菖蒲湯の作り方
菖蒲はサトイモ科の植物です。菖蒲は多くの精油成分を含んでいます。精油成分とは、植物に含まれる芳香成分で主に、皮膚を刺激して血行促進させる作用があります。本来は、菖蒲の『葉』より『根』の方が血行促進効果があるのですが、菖蒲根なかなか手に入りにくいので、今回は『葉』を使った菖蒲湯の作り方をご紹介します。
- 花屋さんか八百屋さんで菖蒲を購入
- タオルや綿の袋に細かくした葉をひとつかみほどいれる
【注意】乾燥させずにそのまま使用して下さい - 袋を洗面器などに入れ、熱湯を注ぎ10分ほど置き精油を抽出する
- 袋と抽出液を浴槽に注ぎ入れれば、菖蒲湯の出来上がり!!
柏餅のレシピ紹介!!
材料(10個分)
上新粉 200g、砂糖 大さじ1と1/2、片栗粉 大さじ1と1/2、こしあん 200g、柏の葉 10枚
作り方
あんは10等分して丸める
- ボウルに上新粉を入れ、熱湯1カップを注ぎお箸で混ぜあら熱がとれたら手でこねる
- 蒸し器にふきんを敷き、②を一口大にちぎって入れ強火で12~15分透き通るまで蒸す
- 水を入れたボウルに③を入れ、すぐに取り出し水気をふきボウルに入れ手でこねる
- 砂糖と片栗粉を加えなめらかになるまでこねる
- 棒状にまとめ10等分し、手で楕円形にのばす
- ⑥と①をはさみ、まわりをとじる
柏の葉は水で洗い水気をふいてから餅を包む - 蒸し器で3~5分強火で蒸して出来上がり!!