2011年8月号 熱中症とは
熱中症は高温の環境のもとで起こり、
①体内の水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)の欠乏
②高体温そのものによる臓器障害の総称です。
めまい・立ちくらみ・頭痛・吐気・意識障害などの症状を引き起こします。
熱中症予防には水分補給が重要です
人間の身体の60%は水分で構成されています。水分の働きの一つに体温調整機能があり、汗をかくことで、体温が上昇しないようコントロールしています。気温が高いと体温は上昇するため、大量の汗をかきます。その分の水分を補給しておかなければ水分・体温調節ができなくなり、熱中症の原因になります。
目安として、1日あたり少なくとも1500ml以上、できれば2000ml以上の水分摂取が望ましいとされています。食べ物からも水分を摂取しているので、飲み物から約1200mlの水分が必要です。
オススメの飲み物
- 水・麦茶:ノンカフェインであり、カロリーも低い。
- スポーツドリンク:運動をした時(大量の汗をかく時)におすすめ。汗には塩分を含むため、塩分補給も必要になる。カロリー(糖分)高いため、飲みすぎ注意。
(※カフェイン:利尿作用があり、脱水傾向になりやすい。)
注意の必要な飲み物
- 緑茶・紅茶・コーヒー:カフェインが含まれているため、脱水注意。
- 炭酸飲料・アルコール:水分補給としてあまり好ましくない。カロリーも高い。
食べ物
夏野菜や旬の果物は、厳しい暑さを乗り切るために、内部にたくさんの水分を蓄えています。飲み物から水分を摂取できない時、汗をよくかく時など、水分不足を感じる時は、トマト・きゅうり・なす・スイカ・モモなど積極的に食べましょう。