2015年7月号 ハーブを身近に楽しんでみましょう
ハーブとは、一般に人々の暮らしに役立つ「香りのある植物」のことをいいます。
ハーブは少し気取った印象を持たれがちですが、料理の香りづけに用いる三つ葉や薬味に使用するシソやミョウガ、七草粥に用いるセリや冬至の日にお風呂に入れるゆずなどは「日本のハーブ」といえ、昔から食事や日常生活の中で利用してきています。
ハーブを日々の生活にうまく取り入れて、楽しく健康維持に役立ててみませんか?
ハーブの健康効果
ハーブはフィトケミカル(植物栄養素)と呼ばれるアルカロイド類、フラボノイド類を含んでおり、これらが体に吸収されることで様々な効果を発揮します。
- リラックス効果、睡眠を促す効果(カモミール、ラベンダーなど)
- リフレッシュ効果(ペパーミントなど)
- 胃腸の機能を高める効果、風邪の症状を緩和する効果(ジンジャー、カルダモンなど)
- 冷え症を改善する効果(ジンジャー、レモングラスなど)
- 美肌効果(ローズヒップなど)
ハーブの利用法
ハーブをお茶(ハーブティー)にして飲むことで、ハーブの香りと成分を同時に体に取り入れることができます。
料理に使うと、ハーブの風味や香りが肉や魚の臭みを抑えたり、食事から塩分を減らしたときの物足りなさを補ってくれるので、減塩効果があります。
