ホロニクスグループ 栄養管理部

栄養だより

2017年7月号 高齢者と脱水症

体内の水分とナトリウム(塩)が不足している状態のことを脱水と言います。 脱水によって、めまいや頭痛、吐き気、手足の震えや脱力感など体に様々な不調が現れることを脱水症と言います。高齢者は、一般的に脱水症になりやすいといわれています。脱水症になりやすい理由と予防法についてご紹介します。

高齢者が脱水症になりやすい理由

高齢者と脱水症
  1. 体内の水分量の減少
    人の体に含まれる水分は、加齢にともない減少します。体内の水分量が少ないと脱水が起きやすくなります。
  2. 腎機能の低下
    加齢にともない腎臓の機能が低下してくると、体の水分や電解質が失われやすくなります。
  3. 感覚機能の低下
    高齢になると感覚機能が低下し、のどの渇きを感じにくくなります。
  4. 薬による影響
    心臓病や高血圧などで利尿剤を服用している場合、尿の量や回数が増え、水分が失われやすくなります。
  5. 食欲不振・自ら水分を控える
    食欲不振や嚥下障害により、食事・水分摂取量が減少します。また、トイレの頻度等を気にして、水分摂取を控えることも脱水の原因となります。

脱水症の予防方法

脱水症の予防方法

生活

  • 熱がこもらないよう、なるべく風通しの良い服装をしましょう。
  • クーラーや扇風機などをうまく使い、部屋の空気も入れかえましょう。

食事・水分補給

  • 喉が渇いてから飲むのではなく、こまめに水分補給をしましょう。
    1日に必要な水分摂取量の目安は、65歳以上の高齢者で体重×30mlと言われています。(体重50kgの場合、1500mlとなります。)これは、食事と飲水量を合わせた量です。
    食事からは、1日1ℓ程度の水分が摂取できると言われています。
  • 食欲不振等で食事があまり食べられない時は、食事からの水分摂取量が少ないため、その分飲み物で補うようにしましょう。
  • 大量に汗をかいた時は、水分だけではなく、ナトリウム(塩)も一緒に摂れる飲み物(スポーツドリンク等)を飲みましょう。味が濃く感じて飲みにくい場合は、水で薄めて飲みましょう。
    (注)スポーツドリンクには糖質が多く含まれるものもあるため、糖尿病等で血糖値のコントロールが必要な方は医師に相談しましょう。

暑い日に!~さっぱりはちみつ豆乳塩レモンドリンク~