Vision ビジョンISEIKAI RENAISSENCE

基調講演 飛躍の年 HOLONICS HEALTHCARE 2016
病院改革最終章
/病院改革大阪第一位という外部評価を得て

Whether the future can be predicted ?

エントロピー増大の法則に従って進行するゲシュタルト崩壊にどう立ち向かうか?

生存の法則

働きだけから実体が成り、働きを失うと実体を失う。形態そのものがその生物の生物学的結末を直接決定する。

「今、何が起きているのか?」

「そして、これからどうなるのか?」

「我々は今 何を為すべきか?」

「また、変化を拒絶するものは一体何ものなのか?」

パラダイムシフト(価値観の大転換)

旧来の考え方、旧来のやり方はもはや通用しない。ゲームのルールが変わった。
時代のキーワードは「透明性」と「効率性」、情報革命・データの世紀を生きる!
ゲシュタルト崩壊に伴う病院の「機能不全」と職員の「適応不全」
企業統治・社内風土の劣化に伴う自浄能力の喪失、問題解決能力の喪失、統治能力・被統治能力の喪失は深刻な状況となっている。
組織の利益と普遍的価値の追求という前提に立って、「ベストプラクティス(最善手法)は何か?」と問い続けることが人としての誠実さであり強さです。

法人の「決意」と「覚悟」

社会人と組織人との区別/生まれた国、生まれた場所で自然発生的に存在するのが社会人、組織と個人との雇用契約で成立するのが組織人。
法人と職員との関係性は雇用契約で成立、給与は法人から支給される。従って、職員は「法人のルール」「法人の方針」「法人の指示命令」に従う義務がある。そして、業務上の問題に関する結果責任はすべて法人にある。

1 ビジョンと戦略の立案

グループの経営理念:豊かな健康文化の創造と生命質の向上への限りなき挑戦
医療介護を中核とする事業複合体の創造
医療質と経営質を両立させて、医療介護事業を円滑に運営する為の事業領域を設定し、アウトソースとインソースの最適化を図る。手段としての株式上場(直接金融)を急ぎ、持続可能な医療介護システムを構築する。

2 統治機構改革とソリューション革命

新たな経営形態「ホラクラシーMIX型経営」/新たな統治手法「フォー・プラス・ワン」

アナログ文化の人治組織からデジタル文化の法治組織へ
精神論・自己犠牲的精神だけでは続かない

最も組織化に馴染まない病院という組織を、如何にして近代的な組織に脱皮させるか?
また、如何にして「持続可能な医療介護システム」を構築するか?
情報の偏在、無知による盲信という環境下での権威による統治の終焉/情報革命・データの世紀を生きる
為の新たな経営形態・統治手法の確立
専門分散した病院では、旧来のようなヒエラルキー型組織より、ホラクラシーMIX型組織の方が時代適合性が高い。

ホラクラシー型組織のメリットとデメリット

◆新たなグループ経営 / 新たな統治手法

【①コア機能(医療介護中核)】【②サブ機能(機能充実)】【③複合機能(経営の厚み)】【④医療技術商業化機能(効率的多角化)】+【★社会貢献機能(ノブレス・オブリージュ)】

⑴サブ機能・複合機能を充実強化することでコア機能が輝き、コア機能が輝くことでサブ機能・複合機能が生きてくるという関係性の構築。

⑵医療技術商業化分野を育成強化することで国民の健康意識の向上、健康寿命の延伸に寄与する。

◆新たな病院経営 / 新たな統治手法

【①縦管理(緩やかなヒエラルキー・秩序の維持装置)】【②横管理(職能横断的管理・品質管理)】【③斜管理(多職種協働作業・チーム医療)】【④タスクフォース(任務部隊・組織的問題解決装置)】+【★法人ルール(他律的行為規範)】

⑴横管理(品質管理 / 職能横断的異質性の認知と職能横断的管理)… 業務改善、業務精度の向上
保険診療は官製パッケージの範疇で行われる「感情を伴う知的労働的単純作業」であり、繰り返し業務です。医療安全の実現に向けて、「業務の標準化」と「作業手順のルーティン化」によるインシデント・アクシデントの根絶を目指す。

医誠会独自のカイゼン手法

⑵タスクフォース(任務部隊 / 組織的問題解決装置)… 善意の告発の奨励
昔 井戸端会議、今 SNS。情報社会は小さなミスを見逃さない。現場の小さな問題が組織全体を揺るがすような社会的問題に発展する可能性を秘めている。問題の可視化、問題の組織化を図り、組織全体で諸問題の解決に当たる。その場合、告発は「理性の公的使用」に他ならない。

3 働き方改革の実現

Zeitgeist(時代精神)/週休2日、9時5時・交代制、超勤ゼロ/労働と自己研鑽の区別
どのようにして効率的な医療を実現するか? どのようにして労働生産性を向上させるか?
土曜日・休祝日の診療体制をどのように構築するか?… 新たな診療システムの構築(デパート化)
業務の継続性は「業務の標準化」と「人のシフト制」の実現によって齎される。
働き方改革の意味する処は、労働時間の短縮と医師も一労働者であるということ。医師・医療人の特別意識、特権意識の払拭。例外の普遍化を許さない。もはや医療は聖域ではない。医療も農業とか工業とか同じような社会的装置の一つです。